今回は「お部屋の中にお部屋。それも防音室が欲しい!」と相談を受けた時のことをご紹介します。
|どのような相談ですか?
シンガーソングライターなので時間帯をあまり気にせず、弾いたり歌ったりできる部屋を今ある部屋の中に作って欲しいんです。既製品もいくつか見たが満足のいく防音性能のものが無いので部屋の形に合わせて作って欲しいと思っています。
あと配信にも使用したいと思っているので、プロフェッショナルにお願いしようと思い相談しました。
|ご相談を受けて
まず用途、どんなジャンルの音楽なのか、使用される楽器によっては必要な防音性能が変わってくるためどんな楽器をお使いになるのかなどなど細かなヒアリングを行いました。
私達がこれまでに行ってきた防音工事の多くは、撮影スタジオやダンススタジオ、リハーサルルームなど様々な種類のものがありますが床を張る前、壁を建てる前などの段階から防音対策を始めるものが多く、規模的にも大掛かりなものでした。しかし今回はお部屋の中に造る防音室ですので、ごく限られたスペースで最大限の性能を発揮できるようブース型のものを製作しました。
サイズ感は約2畳、配信にもご使用されるとのことでしたので中のスペースを少しでも確保するために床、壁、天井、ドアに至るまで防音性能を損なわない程度に極力薄く、また防音室を外から見た時にもお部屋の雰囲気にマッチするよう防音室の外壁の色等々、細部まで合せて製作。更に防音室の天井部(もはや屋根部分)は収納スペースとしてご利用頂けるように設ました。
|実際に提案を受けてどうでしたか?
設置後、マックスの声量で叫びテストしましたが満足のいく防音室が出来上がっていました。他にもご相談したいことがあったので追加で依頼させていただきました。
今回の相談が気になる方はぜひお気軽にご相談ください。